北松浦郡からお越しのお客様、ニッサン キューブの修理事例のご紹介です。
T様、自分の不注意でこすってしまったとがっかりされてのご来店。
車を見させてもらったところ左フロントドアとリヤドアがかなりのヘコミです。
お気持ち物凄く分かります。
望んで車を擦る人などいませんので・・・。
幸い車両保険にもご加入されていたT様ですが
保険を使用するか迷っておられます。
証券を確認したところ10等級でした。
保険を使用すると保険料が大分あがってしまうようです。
本来ならドアの交換をオススメしたいところですが
板金をした場合のメリット、デメリットをご説明したところ
今回は現金で修理することになりました。
スポット溶接機を使用して
ボデーのヘコミを引き出していきます。
ヘコんでいるところは出して、高く盛り上がっているところは
ハンマリングといって滑らかにボデーを慣らしていきます。
自社の板金スタッフは
熟練のスタッフが多く在籍しておりますので
ご安心ください。
引き出し作業が終わったら
アルミ素材でできているパテを塗ります。
特殊なヒーターを使用し乾燥させたら
60~120番のペーパーを使用し
研磨していきます。
次にポリパテという薄付け専用のパテをぬります。
アルミパテ同様にヒーターで乾燥させたら
今度は120~240番のペーパーを使用し
同じく研磨です。
この時、粗研ぎは専用のサンダーで行いますが
仕上げは必ずアテ板を使用し
手研ぎにて仕上げていきます。
次にサーフェーサーという
溶剤を吹き付ける準備をします。
マスキングといって塗装面以外に塗料が飛ばないように
念入りに養生していきます。
養生も済んだら
二液性のサーフェーサーを3回ほど拭きつけます。
サビ防止と、ペーパーの目消し効果もあるので
ペイントする前には必ず必要となります。
そしてまたヒーターを使って
ギュッと乾燥させます。
サーフェーサーは400~1200番のペーパーを使って
研磨し、ツルッとした感じに仕上げます。
隅々はコンパウンドを使用し足付けします。
本塗りをする前にマスキングをし
塗装面以外を専用のペーパーで覆います。
十分に油分を取り除き
色のとまり具合なども確認しながら
メタリックを5~7回ほど塗りこみます。
続いてクリアを3回ほどを吹き付けます。
次にヒーターを使って乾燥させます。
熱を加えることで、塗料が引き締まります。
乾燥が済んだら
ブツ取り作業にかかります。
ブツ取り作業とは、塗装した際に
ホコリなどが付着してしまうので
1500番のブツ取り専用のペーパーで
ピンポイントに研磨します。
専用のポリッシャーを使用して
スポンジバフを回転させながら
コンパウンドという歯磨き粉のような
磨き粉を使用して磨いていきます。
磨きが済んだら磨きカスが残っていないか
十分に確認をします。
納車前に室内と外装をキレイに清掃し
全ての作業が完了となります。
納車の際には
T様からキレイになったと大変喜んで頂きました。
お客様の喜びこそが現場スタッフの励みになります。
T様、数あるボデーショップの中から
自社を選んで頂き有難うございました。