佐世保市在住O様 スズキ パレット 板金塗装のご依頼
保険を使用するか、現金でするか迷っているということでご来店されました。
まずは損害箇所の確認をいたします。
右リヤ部の損害です。
部品の取替えも一部必要になりそうです。
O様の保険証券を確認させてもらうと
等級は20等級で優良ドライバーです。
保険を使用することのメリット、デメリットを
簡単に説明させてもらいました。
『等級別料率制度』が始まってからというもの
簡単に保険を使用してしまうと
保険料が上がる比率が高くなり、契約者の方にとっては
非常に深刻な問題となっております。
保険会社にも確認をしてもらい話し合いの結果
保険を使用するという結論に至りました。
代車は無料でお貸ししておりますので
すぐに代車を準備し入庫して頂きました。
保険用の写真を撮影し
損害箇所の分解をしていきます。
リヤバンパーを外し
リヤフェンダーの板金に取り掛かります。
スポット溶接機を使い
ヘコんでいるパネルを引き出していきます。
同時に専用の板金ハンマーで
リヤフェンダーを慣らしながら
成型していきます。
引き出し作業が済んだら
厚盛りできるパテを使用し
ボデーにつけていきます。
特殊なヒーターを使用して
パテを乾燥させます。
30分ほどしっかり乾燥させてから
研ぎに入っていきます。
120~180番のペーパーを使用して
削って形を整えていきます。
形が大分整ったら、仕上げパテをあてて
最終仕上げです。
180~240番のペーパーを使用します。
キレイに形が整ったら
サーフェーサーという塗料を塗ります。
この工程をすることによって、ペーパーの目消し
パテとボデーを馴染ませる役目、防錆効果もあります。
他のパネルに塗料がつかないように
マスキングといって、養生をします。
またヒーターを使用して乾燥させます。
30分程乾燥させてから
サーフェーサーの研ぎに入ります。
サーフェーサーは
240~800番手のペーパーで削ります。
最後に塗装面の隅々まで荒めのコンパウンドで
磨きます。
ここまでの工程が終わったら
塗装ブースに移動し
マスキングをします。
マスキングが完了したら
ボデーに付着している油分などを専用の液で取り除き
塗装にかかります。
自社では、塗装室(ブース)では
塗装服を必ず着用するようにしております。
お客様のお車に毛ボコリや
衣類の繊維などが付着しないように細心の注意を図ります。
塗装後は、ヒーターにて乾燥し
組み付け作業に取り掛かります。
組み付けが完了したら
ボデーの磨きに取り掛かります。
専用のポリッシャーという機械で
満遍なく塗装面を磨いていき
ピッカピッカに仕上げて完成です。
納車の際、お客様にもキレイになったと喜んで頂きました。
自社では、納車準備をする時に
室内はもちろんのこと外装も洗車をして
キレイな状態でお客様にお渡しできるよう心がけておりますので
喜びのお声を頂いた時が
スタッフ一同一番の励みになります。
O様、数あるボデーショップの中から自社を選んで頂き
有難う御座いました。